この記事では、日本史上最高ドリブラーの呼び声高い三笘薫選手(ブライトン•日本代表)について、基本情報、プレースタイルや特徴的なエピソードの紹介に加え、詳細な能力分析などにより、徹底紹介します!
基本情報
- 本名(日本語表記):三笘 薫
- 本名(英語表記):Kaoru Mitoma
- 国籍:日本
- 現所属:ブライトン
- 生年月日:1997年5月20日
- 利き足:右足
- 身長:178cm
- 体重:71kg
- 得意ポジション:LWG、LMF
- 推定市場価値:5,000万ユーロ
キャリア
歴代所属クラブ
クラブ | 所属年 |
---|---|
川崎フロンターレ | 2020-2021 |
ブライトン・アンド・ホーヴ・ アルビオンFC | 2021- |
ロイヤル・ユニオン・ サン=ジロワーズ (loan) | 2021-2022 |
川崎フロンターレでの活躍
三笘選手は、2020年に川崎フロンターレに入団しました。
入団一年目から、左サイドでのドリブルやパス、シュートなどでチームを牽引し、J1リーグで13得点12アシストを記録し、ベストイレブンに選出される活躍で、川崎のJ1リーグと天皇杯の2冠達成に貢献しました。
フロンターレ時代のスーパープレイ集はこちら↓
ベルギーのユニオンSGでの活躍
三笘選手は、2021年にブライトンに移籍しましたが、労働許可証の発給が遅れたため、ベルギーのユニオンSGに期限付き移籍しました。
ユニオンSGでは、27試合に出場して7得点を挙げました。
特に、10月16日のRFCスラン戦では、2点ビハインドで1人少ない状況から後半に出場し、ハットトリックを達成してチームを逆転勝利に導きました。
三笘選手は、ベルギーでの経験を通して、ヨーロッパのサッカーにも適応しました。
RFCスラン戦のハットトリックはこちら↓
ブライトンでの活躍
三笘選手は、2022年夏からブライトンに復帰しました。
プレミアリーグでは、第15節のウルヴァーハンプトン戦で初ゴールを決め、その後も、チェルシー戦で初アシスト、アーセナル戦で2得点目、リヴァプール戦で週間ベストイレブンに選出されるなど、プレミアリーグ屈指のドリブラーに成長しました。
三笘選手は、ブライトンでのプレーで、日本代表のエース、そして世界屈指のドリブラーとしての地位を確立しました。
2023/2024シーズンにみせた衝撃のドリブル弾はこちら↓
プレースタイル
驚異のドリブル突破力
三笘選手のプレースタイルの最大の特徴は、なんといっても驚異的なドリブル突破力です。
足技とスピードを駆使して、相手の守備を切り裂きます。
加速力が素晴らしく、加速した後は大きなスライドで相手を置き去りにしていきます。
また、相手がボールに届かないところにボールを置きながらドリブルをしていくので、取るに取れない状況を作り出しています。
細かいタッチと独特のリズムのドリブルで相手ゴールに迫るシーンは本当に見ごたえがあります。
重心を崩すボディフェイント
三笘選手は、ネイマールのようなボディフェイントで相手の重心を崩すことが上手いです。
相手が重心をずらした瞬間に抜き去っていきます。ボールが足に吸い付くとはこのことです。
ボディフェイントはドリブルのみならず、パスやシュートの際にも使われます。
相手の予測を裏切ることで、チャンスを広げます。
ゴール前に入るタイミングの良さ
三笘選手は、ゴール前に入るタイミングが素晴らしいです。
周囲の選手が作ってくれたスペースに入り込むタイミングが良いので、多くのチャンスを生み出すことができています。
相手の死角を突きながら、スルスルっと入ってくるところは嫌らしいです。
味方、相手選手を見ながら、タイミングを計っているからこそ、数多くのチャンスシーンが生みだせるのです。
能力分析
シュート:B
苦手ではないが、パスやドリブルと比較すると精度がやや物足りないか
パス:A
正確なパスでチームの攻撃を構築 キーパスでチャンスを作る能力が高い
ボールコントロール:A
正確なボールコントロールで相手を翻弄 トップクラスの技術を持つ
ドリブル:A+
高いドリブル技術で相手を容易に抜き去る 世界トップクラスの一対一の能力
スピード:A
四大リーグトップレベルのスピード オープンスペースでの加速が際立つ
敏捷性:A
瞬時の方向転換や反応速度がトップレベル 敵を出し抜く能力が高い
スタミナ:B
四大リーグの平均をやや上回るスタミナ 90分間高いパフォーマンスを維持
パワー:C
四大リーグの平均レベル 身体的な強さは平均的だが、技術で補う
対人:C
一対一の守備も含め、平均レベルの対人能力 ポジショニングで補う
ディフェンススキル:C
攻撃的な選手としては平均的な守備能力 主に攻撃に貢献
空中戦:D
四大リーグの平均よりやや劣る 身長とジャンプ力で不利
戦術理解度:A
四大リーグトップレベルの戦術理解 チームプレーを高める
メンタリティー:A
圧倒的な試合への集中力と勝利への渇望は世界トップレベル
エピソード
論文が明かす、意外な才能:学者肌のドリブラー
三笘選手が大学で書き上げた卒業論文は、彼がただの足技の魔術師にあらず、実は隠れた学者肌であることを暴露しました。
題して「サッカーの1対1場面における攻撃側の情報処理に関する研究。」この論文を読めば、彼がどうやってディフェンスの心を読み解いているかの秘密が明らかに。
三笘のこの学問への意外な情熱は、彼をさらに魅力的な存在にしています。まさに、脳みそも足もフル回転のサッカー選手です。
トップチーム昇格を断る:堅実で自分の信念に沿って突き進む性格
三笘選手は、大学卒業後、川崎フロンターレのトップチームに昇格するチャンスがありましたが、「自分の実力に自信がない」という理由でプロ入りを断りました。
その代わり、筑波大学にスポーツ推薦で進学し、大学で実戦経験を積む選択をしました。
その後大学で頭角を表すと、川崎から再びオファーを受けました。
三笘選手は特別指定選手として川崎に登録されましたが、プロ契約は大学卒業後の2020年シーズンからという条件でした。つまり、三笘選手は大学卒業までプロにならない選択をとったのです。
これは日本のプロ契約では珍しいケースでした。
三笘選手の自分の決めた道を自分のペースで進む堅実な一面が垣間見えるエピソードと言えるでしょう。
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