アレクシス・マック・アリスター(リバプール・アルゼンチン代表)のプレースタイル・能力分析【選手名鑑】

選手名鑑

この記事では、リバプールの新司令塔、アレクシス・マック・アリスター(リバプール・アルゼンチン代表)について、基本情報、プレースタイルの紹介に加え、詳細な能力分析などにより、徹底解剖します!

基本情報

  • 本名(日本語表記):アレクシス・マック・アリスター
  • 本名(英語表記):Alexis Mac Allister
  • 国籍:アルゼンチン
  • 現所属:リバプールFC
  • 生年月日:1998年12月24日
  • 利き足:右足
  • 身長:174cm
  • 体重:72kg
  • 得意ポジション:OMF、CMF
  • 推定市場価値:6,500万ユーロ

キャリア

歴代所属クラブ

年度クラブ名備考
2016–2019アルヘンティノス・ジュニアーズ
2019→ アルヘンティノス・ジュニアーズ (ローン)ブライトン移籍後も短期間ローンで復帰
2019–2020→ ボカ・ジュニアーズ (ローン)
2019–2023ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン
2023–リヴァプール

アルゼンチンでのプロデビュー

マック・アリスターは、アルゼンチンの名門AAアルヘンティノス・ジュニアーズでプロデビューしました。

2016年から2019年までの間に、中盤の司令塔として、2部リーグでの優勝と1部リーグへの昇格、そして1部リーグでの安定した成績を残しました。

この活躍が目に止まり、2019年にイングランドのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCへの移籍が決定しました。

しかし、すぐには加入せず、まずは母国のアルヘンティノスとボカ・ジュニアーズにレンタル移籍し、経験を積みました。

アルヘンティノスでのプレー動画はこちら↓

ブライトンでの成長

2020年に正式にブライトンに加入すると、ポッター監督の信頼を徐々に勝ち取り、2021-2022シーズンには5得点2アシストを挙げ、チームの中心選手として活躍しました。

2022-2023シーズンには、デゼルビ新監督の元更なる成長を遂げ、10得点を記録。チーム史上初のヨーロッパリーグ出場権獲得に大きく貢献しました。

ブライトンでの好プレー集はこちら↓

リバプールでの活躍

マック・アリスターは、2023年にリバプールFCに移籍しました。

移籍金は3,500万ユーロであり、W杯や2022-2023シーズンの活躍の前に設定された契約解除金を満額支払う「バーゲン価格」でした。

チーム事情もありアンカーやセンターハーフなどの複数ポジションをこなし、加入初年度からリヴァプールの中盤の柱としてチームを牽引。

名門チームの背番号10に相応しい活躍をみせています。

リバプールでの初ゴールとなるスーパーミドルはこちら↓

プレースタイル

高い技術とインテリジェンス

マック・アリスターは、トップ下からアンカーまで中盤のポジションをどこでもこなすことができる選手です。

彼はショートパスとロングパスを使い分けるビジョンを備えた司令塔で、ビルドアップ時の視野が広く、創造性と技術力に長けています。

リバプールの主なIH陣と比べると、バックパスの割合が少なく、パス成功率も高いことから、前を向く意識が強く、リスクとリターンの天秤を見極めるのが上手いことがわかります。

ボールを運べるドリブル

マック・アリスターはフィジカルがとりわけ強いわけでもスピードがとりわけあるわけでもありませんが、持ち前のアジリティとボディーフェイントを駆使してスルスルとドリブルでボールを前に運ぶことができます。

また、自身でも積極的にシュートを狙うことがあり、得意のパスも含め、対戦相手は彼が何を選択するのかを読めずに苦労させられます。

攻撃の局面ではエリアを問わず上手くボールを引き出しつつ、密集地帯でも失わない流麗なテクニックとプレス耐性でボールを前進させます。

プレースキックの名手

マック・アリスターはセットプレーのキッカーとしても大きな期待がかかる選手です。

とりわけPKの上手さには定評があり、ブライトンで担当した2022-23シーズンの6本全てのPKを成功させています。

プレミアリーグでのマンチェスター・ユナイテッドとの試合では、スコアレスで迎えた90+7分というほぼラストプレーに近い状況で冷静にPKを沈めチームを勝利に導いたこともあります。

リバプールにはPKはモハメド・サラーという絶対的なキッカーが存在しており、PKを蹴る機会は減っていますが、その分CK、FKに期待しましょう!

マンU戦、後半ロスタイム劇的PKはこちら(9:00頃〜)↓

能力分析

シュート:C

  • プレースキック以外のシュート精度にやや難ありか。

パス:A+

  • ショートパスもロングパスも正確で、チームの攻撃を組み立てる重要な役割を果たす。

ボールコントロール:A

  • ボールをしっかりと保持し、相手のプレスにも冷静に対処。

ドリブル:A

  • スピードは平均的だが、ドリブル技術でボールを前に運ぶ。

スピード:C

  • スピードは平均的。

敏捷性:B

  • 相手の動きに対応がはやく、スペースを見つけるのも上手い。

スタミナ:A

  • 90分フルに働くことが出来る。

パワー:C

  • パワーは平均的で、身長と体重に見合った力を持つ。

対人:B

  • 相手の動きを読むのが得意で、ポジショニングやタイミングが良い。ボールを奪うだけでなく、カバーリングやインターセプトも上手くこなす。

ディフェンススキル:B

  • 守備意識が高く、チームの守備バランスを保つのに貢献する。相手の攻撃を阻止するだけでなく、カウンターの起点にもなる。

空中戦:D

  • 身長が174cmと低く、空中戦には不利な体格である。ジャンプ力はあるが、ヘディング精度は低い。

戦術理解度・メンタリティー:A+

  • 戦術的に柔軟で、様々なポジションやシステムに対応できる。メンタリティーも強く、プレッシャーに負けない。

総合評価:A+

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