この記事では、日本代表三笘薫選手が所属し、デ・ゼルビ監督の下魅力的な攻撃サッカーを展開するブライトンの、最新のフォーメーション、スタメン、序列、戦術、戦力等を徹底分析します!
基本情報
クラブ名 (日本語表記): | ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン |
クラブ名(英語表記): | Brighton & Hove Albion |
愛称: | シーガルズ |
所属リーグ: | プレミアリーグ |
ホームタウン (人口) | ブライトン (約29万人) |
ホームスタジアム (収容人数) | アメックス・スタジアム (3万1千人) |
監督(国籍) | ロベルト・デ・ゼルビ (イタリア) |
ライバルチーム | クリスタル・パレス |
フォーメーション(スタメン)・序列
基本フォーメーション
3-4-2-1
4-2-3-1
GKの序列
フェルブルッヘンとスティールの激しい正守護神争いが続いています。
ハイボール処理はフェルブルッヘン、ビルドアップはスティールが得意としており、対戦相手や戦術に応じてどちらかがスタメンに選ばれています。
DFの序列
CBはダンクとファンヘッケが不動。両者が不在の際や3バックの際はイゴールまたはウェブスターがスタメンに名を連ねることが多いです。
4バック時のRSBはフェルトマンとヒンシェルウッドが横一線、LSBはエストゥピニャンがファーストチョイスです。
3バックのWBではパスでの連携力がより重視され、右はヒンシェルウッド、左はランプティが序列の一番手でしょう。
MFの序列
ダブルボランチはグロスとギルモアのコンビが鉄板。複数ポジションをこなすグロスが別ポジションをこなす際やこの2人を休ませる際は、バレバ、ミルナー、ブオナノッテらが代わりを務めます。
2列目で最も監督の信頼を勝ち取っているのは三笘で、怪我がなければ不動のスタメンでしょう。
次に信頼を得ているのは今シーズン新加入のアディングラです。3バックの際にはトップ下、4バックの際には右サイドを務めます。
ファティ、ブオナノッテ、長期離脱中のマーチなど他にも戦力は揃っているほか、ペドロ、ウェルベックなどCFが本職の2列目を務められる選手もおり、2列目のポジション争いはブライトンの最激戦区と言ってよいでしょう。
FWの序列
決定力のペドロ、高さのあるファーガソン、豊富な運動量で守備の強度を高められるウェルベックと、特徴の違うCFが揃っています。
現在最も結果を残しているのはペドロですが、3バック時にはトップ下に入り、ウェルベックも複数ポジションをこなすこともあり、3選手ともコンスタントな出場機会を得ています。
戦術・戦力分析
監督・戦術完成度:B
2年目を迎えたデ・ゼルビのポゼッションサッカーがブライトンには浸透し、低い位置から細かくパスを繋いで前進するプレミアでも独自のスタイルを確立しています。
昨シーズンは4-2-3-1が主なスタイルでしたが、今シーズンは3-4-2-1や4-3-3のフォーメーションを使い分けており、更なる進化が見られます。
ただし、シーズン後半からは怪我人の続出もあり戦術の浸透度に綻びがみえ、苦しい戦いが続いています。
守備力:B
ブライトンの守備は、組織的なプレスと高い位置取りが特徴です。選手たちは相手にプレッシャーをかけ、ボール奪取に積極的に動きます。
この戦術は選手の高い運動能力と理解度が必要となるため、時にはカウンター攻撃に対する脆弱性を露呈することもあります。
ボール支配力:A+
ブライトンの2023-2024シーズンにおけるプレミアリーグでのボール支配率は60%を超えており、トップクラスののボール支配力を誇ります。
スティール、ダンクなどによる後方のビルドアップからパススキルに優れた短いパスを繋ぎ、ボランチのレイオフパスや両ウイングの突破力を活かして前進します。
ボールをつなぐ意識がチームに完全に浸透していると言って良いでしょう。
得点力:B
ブライトンはポゼッションで相手に優位に立ち、個々のスキルに優れたアタッカー陣でゴールに迫っていきます。
ただし、ペドロ以外に決定力の高い選手がおらず、ボールを支配しながら勝ちきれない試合も多くなっています。
選手層:B+
今シーズンは初の欧州リーグ挑戦となるEL参戦に向け積極補強を進め、選手層は強豪揃いのプレミアリーグの中でも高いレベルを誇ります。
DFラインとボランチの選手層にはやや不安がありますが、前線は複数ポジションをこなせる選手も多く個々の選手の能力も高い充実した戦力を有します。
総合評価:B
選手一覧(ポジション・序列・国籍)
POS | 背番号 | 選手名 | 序列 | 国籍 |
---|---|---|---|---|
GK | 1 | バート・ フェルブルッヘン | 主力選手 | ベルギー |
GK | 23 | ジェイソン・ スティール | 主力選手 | イングランド |
GK | 38 | トム・マクギル | CP戦等要員 | イングランド |
CB | 4 | アダム・ ウェブスター | 準主力選手 | イングランド |
CB | 3 | イゴール | 準主力選手 | ブラジル |
CB | 29 | ヤン・パウル・ ファン・ヘッケ | 主力選手 | オランダ |
CB | 5 | ルイス・ダンク | 中心選手 | イングランド |
LSB | 30 | ペルビス・ エストゥピニャン | 主力選手 | エクアドル |
LSB | 12 | バレンティン・ バルコ | CP戦等要員 | アルゼンチン |
RSB | 2 | タリク・ランプティ | 主力選手 | イングランド |
RSB | 34 | ジョエル・ フェルトマン | 主力選手 | オランダ |
DM | 20 | カルロス・バレバ | 準主力選手 | カメルーン |
DM | 11 | ビリー・ギルモア | 主力選手 | スコットランド |
DM | 41 | ジャック・ ヒンシェルウッド | 主力選手 | イングランド |
CM | 15 | ヤクブ・モデル | 準主力選手 | ポーランド |
CM | 13 | パスカル・グロス | 中心選手 | ドイツ |
CM | 6 | ジェームズ・ ミルナー | 準主力選手 | イングランド |
OM | 40 | ファクンド・ ブオナノッテ | 準主力選手 | アルゼンチン |
OM | 14 | アダム・ララーナ | 準主力選手 | イングランド |
LWG | 22 | 三笘薫 | 中心選手 | 日本 |
LWG | 31 | アンス・ファティ | 準主力選手 | スペイン |
LWG | 24 | シモン・ アディングラ | 主力選手 | コートジボワール |
RWG | 7 | ソリー・マーチ | 主力選手 | イングランド |
CF | 10 | フリオ・エンシソ | 準主力選手 | パラグアイ |
CF | 28 | エヴァン・ ファーガソン | 主力選手 | アイルランド |
CF | 9 | ジョアン・ペドロ | 主力選手 | ブラジル |
CF | 18 | ダニー・ ウェルベック | 主力選手 | イングランド |
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