この記事では、名将トゥヘル監督の下、エースケインを中心にCL制覇を目指すバイエルン・ミュンヘンの、最新のフォーメーション、スタメン、序列、戦術、戦力等を徹底分析します!
基本情報
クラブ名 (日本語表記) | FCバイエルン・ミュンヘン |
クラブ名 (英語表記) | FC Bayern München |
愛称 | バーバリアンズ |
所属リーグ | ブンデスリーガ |
ホームタウン (人口) | ミュンヘン (約150万人) |
ホームスタジアム (収容人数) | アリアンツ・アリーナ (70524席) |
監督 (国籍) | トーマス・トゥヘル (ドイツ) |
ライバルチーム | ボルシア・ドルトムント |
フォーメーション(スタメン)・序列
基本フォーメーション
GKの序列
長年バイエルン、ドイツ代表の守護神を務めるノイアーが正守護神。
近年はノイアーの怪我での離脱が増えており、その際はドイツ代表招集歴もあるウルライヒが守護神を務めます。
DFの序列
CBは、今冬にトッテナムから移籍で、当初は獲得を疑問視されていたダイアーと、オランダデ・リフトのコンビがトゥヘルの信頼を勝ち取り、スタメンを務めることが多くなっています。
シーズン前半はフランス代表ウパメカノと今夏ナポリから移籍のキムミンジェのコンビがCBのファーストチョイスでしたが、最近はベンチを温める機会が増えています。
RSBは怪我人が続出しており、現在はボランチが本職のキミッヒがSBに回ってスタメンを務めています。
LSBは今夏ドルトムントから移籍のポルトガル代表ゲレイロと、長年バイエルンで主力を務めるデイビスが激しいスタメン争いを繰り広げています。
MFの序列
ボランチは2023年10月にトップチームデビューを飾った新星パブロビッチがトゥヘルの信頼を勝ち取り、ドイツ代表ゴレツカと共にファーストチョイスになっています。
長年チームの主力を務めるキミッヒは、パブロビッチの台頭により右サイドバックでの出場が増えています。
トップ下はドイツのレジェンド、ミュラーが健在。現在LWGを主戦場にしているムシアラがトップ下に回ることもあります。
FWの序列
WGはドイツ代表のザネとムシアラが序列の一番手です。
その他にもバイエルンで長年活躍するコマン、ニャブリやフランスの新星テルなど、一線級の選手がバックアップに控えます。
CFは世界最高峰のストライカー、ケインが不動のスタメン。ベテランのチュポ・モティングがバックアップを務めます。
戦術・戦力分析
監督・戦術完成度: B+
監督を務めるトゥヘルは戦術的柔軟性と厳格な守備組織を重視しており、その戦術的手腕に疑いの余地はありません。
しかしながら、チーム内の内紛の報道も出るなど、過去のクラブでもあった人身掌握の問題が表面化し、チーム内の結束が低下。
成績が安定せず、ブンデスリーガにおいてレヴァークーゼンの後塵を拝しており、今季限りでのトゥヘルの退任が決まっています。
守備力:A
バイエルンの守備は、トゥヘル仕込みの組織的なプレスと個々の選手の高い対人能力に支えられています。
選手個々の能力に疑いの余地はありませんが、今シーズンは時に連携の乱れが見られ、複数失点を喫する試合も多くなっています。
ボール支配力: A
中盤のキミッヒやゴレツカ、新星パブロビッチを中心にしたパスワークにより、バイエルンはポゼッションにおいても優位に立つことが多いです。
ブンデスリーガの平均ボール支配率は60%を超えており、ビッグクラブ同士の対戦でもポゼッションで優位に立てる力を有しています。
得点力:S
昨シーズンエース不在に悩まされたCFに待望のワールドクラスのストライカー、ハリー・ケインが加入。
2024年3月時点で公式戦40ゴールに迫る勢いで得点を量産しており、バイエルンの得点力向上に大きく貢献しています。
脇を固める攻撃陣もワールドクラスの選手が揃い、ブンデスリーガの得点数でも首位レヴァークーゼンを抑えダントツのトップに立つなど、世界最高峰の攻撃力を備えていると言って差し支えないでしょう。
選手層:S
バイエルンの選手層は世界トップクラスと言って良いでしょう。
所属選手の市場価値ランキングでも世界TOP5に入っており、控え選手も含めて一線級の選手が揃っている中、パブロビッチら若手も台頭してきています。
一方、選手層が厚いがゆえ選手起用で希望を叶えられず、チーム内に不和が生じている面もあります。
総合評価:A+
選手一覧(ポジション・序列・国籍)
POS | No. | 選手名 | 序列 | 国籍 |
---|---|---|---|---|
GK | 1 | マヌエル・ノイアー | 中心選手 | ドイツ |
GK | 18 | ダニエル・ペレッツ | CP戦等要員 | ドイツ |
GK | 26 | スヴェン・ ウルライヒ | 準主力選手 | ドイツ |
GK | 43 | トム・ヒュルスマン | CP戦等要員 | ドイツ |
CB | 2 | ダヨ・ウパメカノ | 主力選手 | フランス |
CB | 3 | キム・ミンジェ | 主力選手 | 韓国 |
CB | 4 | マタイス・ デ・リフト | 主力選手 | オランダ |
CB | 15 | エリック・ダイアー | 主力選手 | イングランド |
CB | 28 | タレク・ブッフマン | CP戦等要員 | ドイツ |
LSB | 19 | アルフォンソ・ デイビス | 主力選手 | カナダ |
LSB | 22 | ラファエル・ゲレイロ | 主力選手 | ポルトガル |
RSB | 20 | ブナ・サール | CP戦等要員 | セネガル |
RSB | 28 | サシャ・ブイ | 準主力選手 | フランス |
RSB | 40 | ヌサイル・マズラウイ | 主力選手 | モロッコ |
DM | 6 | ヨシュア・キミッヒ | 主力選手 | ドイツ |
CM | 8 | レオン・ゴレツカ | 主力選手 | ドイツ |
CM | 27 | コンラッド・ライマー | 準主力選手 | オーストリア |
CM | 45 | アレクサンダー・ パブロビッチ | 主力選手 | ドイツ |
OM | 42 | ジャマル・ムシアラ | 主力選手 | ドイツ |
RWG | 7 | セルジュ・ニャブリ | 準主力選手 | ドイツ |
RWG | 10 | リロイ・サネ | 主力選手 | ドイツ |
RWG | 11 | キングスレイ・コマン | 主力選手 | フランス |
LWG | 17 | ブライアン・サラゴサ | CP戦等要員 | スペイン |
LWG | 39 | マティス・テル | 準主力選手 | フランス |
CF | 9 | ハリー・ケイン | 中心選手 | イングランド |
CF | 13 | エリック・マキシム・ シュポ=モティング | 準主力選手 | カメルーン |
CF | 25 | トーマス・ミュラー | 主力選手 | ドイツ |
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