この記事では、育成と勝利の両立をモットーにブンデスリーガ制覇を目指すボルシア・ドルトムントの、最新のフォーメーション、スタメン、序列、戦術、戦力等を徹底分析します!
基本情報
| クラブ名(日本語表記) | ボルシア・ドルトムント |
| クラブ名(英語表記) | Borussia Dortmund |
| 愛称 | BVB |
| 所属リーグ | ブンデスリーガ |
| ホームタウン (人口) | ドルトムント (約58万人) |
| ホームスタジアム(収容人数) | シグナル・イドゥナ・パルク(約81,000人) |
| 監督(国籍) | エディン・テルジッチ (クロアチア) |
| ライバルチーム | シャルケ04 |
フォーメーション(スタメン)・序列
基本フォーメーション

GKの序列
スイス代表のコベルが不動の正守護神。不在時のバックアップはビルドアップに優れたマイヤーが務めます。
DFの序列
CBはシュロッターベック、ズーレ、フンメルスとドイツ代表を窺う3選手から2人がスタメンに選ばれます。
RSBは今夏ウニオン・ベルリンから移籍のリエルソンがファーストチョイス。ドイツ代表歴もあるヴォルフがバックアップを務めます。
LSBは今冬チェルシーからレンタルで獲得したマーステンがスタメンに定着。
今夏ボルシアMGから獲得したベンゼバイニは、マーステンの加入後はベンチを温めることが多くなっています。
MFの序列
ボランチは主将のジャンとオーストリア代表ザビツァーのコンビがファーストチョイスか。2023年にドイツ代表に招集されたヌメチャとトルコ代表エズジャンら欧州強豪国の代表クラスの選手も控えます。
RMFはオランダ代表マレンがほぼ不動のスタメン。LMFは今冬マンチェスター・ユナイテッドから復帰したサンチョと若手のアディエミ、ギテンスがスタメンを争っています。
トップ下はドイツ代表ブラントがファーストチョイスか。
クラブのレジェンドロイスもまだまだ健在で、トップ下やサイドでコンスタントに出場機会を得ています。
FWの序列
CFは昨季の得点王フュルクルクがエースに君臨。若手のムココがバックアップを務めています。
コートジボワール代表ハラーは、トップフォームで復帰できればスタメンを争える選手です。
戦術・戦力分析
監督・戦術完成度: B
2シーズン目を迎えた監督のテルジッチは、選手の自由度を重視する戦術を採用し、曲者揃いのチームを上手く人身掌握している印象です。
ただし、「戦術がない」と揶揄されることもあるなど、細部まで拘った戦術のチームへの浸透というのはまだまだという印象で、世界のトップオブトップで戦う際には力不足という声もあることは事実です。
守備力:B+
ドルトムントの守備は、高い位置でのプレスと迅速なカウンターを基本としています。反面、プレスのかけ方がアバウトで、裏を突かれてピンチに陥る場面も見られます。
CB陣はいずれも守備ブロックを作れれば強固な守備を誇るものの、裏抜けには不安のある選手が多いため、中途半端に攻めに出た際が1番失点のリスクが高いかもしれません。
ボール支配力:B+
ドルトムントは、ボール保持時は可変システムも使いながら、ポゼッションを重視するスタイルを展開しています。
選手たちは技術的に優れ、狭いスペースでもボールを保持できる能力を持っています。
しかしビルドアップの作り込みの部分では甘さも目立ち、選手の能力任せになっている面は否めず、ビッグクラブとの対戦では上手くビルドアップ出来ず、カウンターを食らったり、受けに回るケースも少なくありません。
得点力:B+
ドルトムントの攻撃陣は多様性に富み、得点源となる選手が複数います。
フュルクルク、マレン、ブリントら個人の突破力と周りとの連携を併せ持つ前線の選手達の能力を活かした攻めで、ブンデスリーガ内でも高い得点力を誇っています。
選手層:B+
控え選手も高いレベルを維持しており、ブンデスリーガ有数の選手層を誇ります。
チームの特色である若手選手の活躍もみられており、それがチームの選手層に厚みをもたらしていると言えます。
総合評価:B+
選手一覧(ポジション・序列・国籍)
| POS | 背番号 | 選手名 | 序列 | 国籍 |
|---|---|---|---|---|
| GK | 1 | グレゴール・コベル | 中心選手 | スイス |
| GK | 33 | アレクサンダー・ マイヤー | 準主力選手 | ドイツ |
| GK | 35 | マルセル・ ロッカ | CP戦等要員 | ドイツ |
| CB | 4 | ニコ・ シュロッターベック | 主力選手 | ドイツ |
| CB | 15 | マッツ・フメルス | 主力選手 | ドイツ |
| CB | 25 | ニクラス・ズーレ | 主力選手 | ドイツ |
| CB | 47 | パパドポウロス・ アントニオス | CP戦等要員 | ギリシャ |
| RSB | 2 | マテウ・モレイ | CP戦等要員 | スペイン |
| RSB | 17 | マリウス・ヴォルフ | 準主力選手 | ドイツ |
| RSB | 26 | ユリアン・ リエルソン | 主力選手 | ノルウェー |
| LSB | 5 | ラミ・ベンセバイニ | 準主力選手 | フランス |
| LSB | 22 | イアン・マートセン | 主力選手 | オランダ |
| DM | 6 | サリー・オズキャン | 準主力選手 | トルコ |
| CM | 8 | ルーカス・ヌメチャ | 準主力選手 | ドイツ |
| CM | 20 | マルセル・ザビツァー | 主力選手 | オーストリア |
| CM | 23 | エムレ・ジャン | 主力選手 | ドイツ |
| CM | 30 | オレ・ポールマン | CP戦等要員 | デンマーク |
| CM | 32 | アブドゥライェエ・ カマラ | CP戦等要員 | フランス |
| OM | 11 | マルコ・ロイス | 主力選手 | ドイツ |
| OM | 19 | ユリアン・ブラント | 主力選手 | ドイツ |
| RWG | 16 | ジュリアン・ デュランビル | 準主力選手 | ベルギー |
| RWG | 21 | ドニエル・マレン | 中心選手 | オランダ |
| LWG | 20 | ジェイドン・ サンチョ | 主力選手 | イングランド |
| LWG | 27 | カリム・アデイェミ | 主力選手 | ドイツ |
| LWG | 43 | ジェイミー・ バイノ=ギテンス | 準主力選手 | イングランド |
| ST | 9 | セバスティアン・ ハラー | 準主力選手 | コートジボワール |
| ST | 14 | ニクラス・ フュルクルク | 中心選手 | ドイツ |
| ST | 18 | ユスファ・ムココ | 準主力選手 | ドイツ |


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