この記事では、名物新オーナートット・ボーリー改革により変革途上のBIG6、チェルシーについて、最新のフォーメーション、スタメン、序列、戦術、戦力等を徹底分析します!
基本情報
クラブ名 (日本語表記) | チェルシー |
クラブ名 (英語表記) | Chelsea FC |
愛称 | ブルーズ |
所属リーグ | プレミアリーグ |
ホームタウン (人口) | ロンドン (890万人) |
ホームスタジアム (収容人数) | スタンフォード・ブリッジ (41,837人) |
監督 (国籍) | マウリシオ・ポチェッティーノ (アルゼンチン) |
ライバルチーム | アーセナル |
フォーメーション(スタメン)・序列
基本フォーメーション
GKの序列
一番手はブライトンから移籍のサンチェス。不在時はセルビア出身の売り出し中の若手キーパー、ペドロビッチが穴を埋める。
DFの序列
CBは百戦錬磨のチアゴ・シウバが統率し、相棒を急成長中のディサシが務める。
控えにはコルウェルに加え、怪我により離脱が多いものの、チャロバー、バディアシル、フォファナなど豊富な人材が揃う。
RSBはグストがスタメンに定着。怪我からリース・ジェームズが復帰した際には、ポチェッティーノはどちらにRSBを任せるか頭を悩ませることになるだろう。
LSBは万全であればチルウェルが一番手か。不在時にはコルウェルがLSBに回ることが多い。ククレジャは怪我が完治すればスタメン争いに食い込んでくるだろう。
MFの序列
CHはカイセドとフェルナンデスの移籍金1億ユーロ越えコンビが鉄板。
サイドはパルマー、スターリングの元マンCコンビがファーストチョイスで、トップ下を中心選手に成長したギャラガーが務める。
サイドにはマドゥエケ、ムドリクなど若手の有望株が控え、トップ下はギャラガーの不在時はパルマーが務めることが多い。
FWの序列
現状はジャクソンが一番手か。エースとしての活躍が期待されていたエンクンクはケガに悩まされ、戦線復帰後もまだチームの戦術にフィットしきれていない印象だ。
戦術・戦力分析
監督・戦術完成度:B
ポチェッティーノ監督の下でのチェルシーは、高いポゼッションとプレス戦術を特徴としています。
彼の本来の戦術は攻撃時の柔軟性と守備時の厳格さを兼ね備えるものですが、得点力不足やキープレーヤーの負傷による課題があり、2023-2024シーズンは戦力に見合うような成績を残せていません。
上位チームには良い試合を見せるものの、下位チーム相手に取りこぼすことが多く、安定感のないシーズンを送っています。
守備力:B
2023-2024シーズンのプレミアリーグでの現時点の失点数はリーグで9番目に多くなっており、選手個々のレベルを考えれば守備に課題のある状況と言えるでしょう。
目下の課題は、守備の連動性の低さでしょう。新加入の選手や若手の選手が多いことで、コミュニケーションや連携が不十分な場面が見られます。
ボール支配力:A
ポチェッティーノの戦術により、中盤のコントロールと緻密なパスワークによりボール支配を強化しています。
選手たちは技術的に優れ、スペースの創出と利用に長けており、2023-2024シーズンのプレミアリーグにおけるボール支配率は60%に迫る数字を誇ります。
しかし、この緻密な戦術は時に予測可能性を高め、創造性の欠如が課題となる場合があります。
得点力:A
シーズン前半は点取り屋の不在に悩まされましたが、パルマーのニコラスジャクソンの覚醒で最終的にリーグ5位の77得点をマークしています。
前半戦は形は作るもののゴールまでは奪いきれないという試合が多かったものの、後半戦からは決定力が改善され、それが後半戦の好調に直結している印象です。
選手層:A
トット・ボーリーオーナーの下近年積極的な補強を続けており、チームの市場価値ランキングはプレミアリーグではマンチェスター・シティ、アーセナルに次ぐ3位、世界でも6位になっており、選手の充実度は世界有数と言えます。
しかし若手中心の補強を進めていることによる経験不足と、怪我人の続出によりポチェッティーノは苦しい舵取りを迫られています。
総合評価:B+
選手一覧(ポジション・序列・国籍)
POS | 背番号 | 選手名 | 序列 | 国籍 |
---|---|---|---|---|
GK | 1 | ロベルト・ サンチェス | 主力選手 | スペイン |
GK | 28 | ジョルジェ・ ペトロヴィッチ | 準主力選手 | セルビア |
GK | 13 | マーカス・ ベッティネリ | CP戦等要員 | イングランド |
GK | 47 | ルーカス・ ベルグストローム | CP戦等要員 | フィンランド |
CB | 26 | レヴィ・コルウィル | 主力選手 | イングランド |
CB | 2 | アクセル・ディサシ | 主力選手 | フランス |
CB | 5 | ベノワ・ バディアシル | 準主力選手 | フランス |
CB | 33 | ウェズリー・ フォファナ | 準主力選手 | フランス |
CB | 14 | トレヴォー・ チャロバー | 準主力選手 | イングランド |
CB | 31 | マラング・サール | CP戦等要員 | フランス |
CB | 6 | チアゴ・シウヴァ | 中心選手 | ブラジル |
CB | 42 | アルフィー・ ギルクリスト | CP戦等要員 | イングランド |
LSB | 21 | ベン・チルウェル | 主力選手 | イングランド |
LSB | 3 | マルク・ククレジャ | 準主力選手 | スペイン |
RSB | 24 | リース・ジェームス | 主力選手 | イングランド |
RSB | 27 | マロ・グスト | 主力選手 | フランス |
DM | 25 | モイセス・カイセド | 主力選手 | エクアドル |
DM | 45 | ロメオ・ラヴィア | CP戦等要員 | ベルギー |
DM | 16 | レズリー・ ウゴチュク | CP戦等要員 | フランス |
CM | 8 | エンゾ・ フェルナンデス | 中心選手 | アルゼンチン |
CM | 23 | コナー・ギャラガー | 中心選手 | イングランド |
CM | 17 | カーニー・ チュクエメカ | CP戦等要員 | イングランド |
CM | 31 | チェザレ・カサデイ | CP戦等要員 | イタリア |
OM | 18 | クリストファー・ エヌクンク | 主力選手 | フランス |
OM | 20 | コール・パーマー | 主力選手 | イングランド |
LWG | 7 | ラヒーム・ スターリング | 中心選手 | イングランド |
LWG | 10 | ミハイロ・ムドリク | 準主力選手 | ウクライナ |
LWG | 43 | ディエゴ・モレイラ | CP戦等要員 | ポルトガル |
RWG | 11 | ノニ・マドゥエケ | 準主力選手 | イングランド |
CF | 15 | ニコラス・ ジャクソン | 主力選手 | セネガル |
CF | 36 | デイヴィッド・ ワシントン | CP戦等要員 | ブラジル |
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