この記事では、サウジアラビア系政府ファンドがオーナーを務め、昨シーズンCL出場権を獲得し古豪復活を果たしたニューカッスルの、最新のフォーメーション、スタメン、序列、戦術、戦力等を徹底分析します!
基本情報
クラブ名 (日本語表記) | ニューカッスル |
クラブ名 (英語表記) | Newcastle United |
愛称 | マグパイズ |
所属リーグ | プレミアリーグ |
ホームタウン (人口) | ニューカッスル (約30万人) |
ホームスタジアム (収容人数) | セント・ジェームス・ パーク |
監督(国籍) | エディ・ハウ (イングランド) |
ライバルチーム | サンダーランド |
フォーメーション(スタメン)・序列
基本フォーメーション
GKの序列
イングランド代表のホープが序列一番手ですが、肩の脱臼により長期離脱中。
冬には元マンUデ・ヘア獲得の噂もありましたが結局補強はなく、ホープ移籍前に守護神を長らく務めたドゥブラフカが再び守護神を務めています。
DFの序列
CBは不動のスタメンボトマンと控えの一番手のラセルズが共に今期絶望の重症で離脱。
シェアはスタメンが確定で、もう一枚は右サイドが本職のクラフトが代わりを務めています。
RSBはトリッピアーが不動のスタメン。LSBはバーンが現状序列の一番手になっています。
LSBターゲットの長期離脱もあり、現在信頼のおけるSBの控えはリブラメントのみと言う現状で、両SBのバックアップを務めています。
MFの序列
アンカーはギマラインスが不動のレギュラー。
IHはトナーリ、ジョエリントンがスタメン候補ですが、賭博問題と怪我で長期離脱中で、その穴を埋めていた期待の若手マイリーも背中の怪我で離脱。
ロングスタッフと若手のアンダーソンがスタメンを務めています。
ウィロックも離脱中復帰間近との報道があり、IHのスタメン争いに食い込んでくるでしょう。
FWの序列
WGは右アルミノンと左ゴードンがファーストチョイス。
最近はゴードンが右に回り、左をバーンズが務める形も多くなっています。
CFはイサクが序列の一番手で、ウィルソンが控えを務めますが、共に怪我がちで、不在時はアルミノンが中央に入ることもあります。
戦力・戦術分析
監督・戦術完成度:B+
就任3シーズン目を迎えたエディ・ハウ監督は縦に素早いサッカーを好み、ハードワークとハイプレスを基本にした強度の高いサッカーを売りにしています。
2022-2023シーズンは堅牢な守備を武器にCL出場権獲得を果たしましたが、2023-2024シーズンはCLとプレミアリーグの両立にうまく対応できず、疲労や主力選手の不在などにより浸透していた戦術が徹底できていない部分も見られます。
守備力:B+
ニューカッスルは昨シーズンはリーグで失点数が最も少ないチームでしたが、今シーズンは守備に綻びが見えます。
守護神ポープの長期不在など怪我人にも悩まされ、大量失点の試合が増えるなど守備の安定感の欠く試合が増えています。
昨シーズンの主力となるDF陣は健在のため、怪我人の復帰により以前の堅守を取り戻せるかが上位進出の鍵になりそうです。
ボール支配力:B+
ニューカッスルは、縦に速い攻めを志向していることもあり、チーム全体のボール保持志向はあまり高くありません。
選手個々もパススキル以外に特長を待つ選手が多く、特中盤のクリエイティビティ性は課題の1つです。
得点力:A
ニューカッスルは2023-2024シーズンのプレミアリーグにおいて、現時点でTOP3(リバプール、マンチェスター・シティ、アーセナル)に次ぐ得点数を記録しています。
チームの得点源はイサク、ウィルソン、ゴードンなどの前線の選手達ですが、IHの選手など幅広い選手がゴールを奪っています。
2023年9月のシェフィールド戦では、1試合の中で8名の異なる選手がゴールを記録するというプレミアリーグ史上初の記録を達成しました。
選手層:B
ニューカッスルはオーナー交代後もオイルマネーを活用した派手な補強は行わず、堅実で的確な補強を続けています。
その分控え選手の能力や充実度はCL出場クラブである事を考えるとそれほど高くなく、レギュラー選手に怪我人が出た際の成績の変化は大きいです。
2023-2024シーズンは故障者が続出しており、これが成績不振に直結しています。
総合評価:B+
選手一覧(ポジション・序列・国籍)
POS | 背番号 | 選手名 | 序列 | 国籍 |
---|---|---|---|---|
GK | 1 | マーティン・ デュブラフカ | 準主力選手 | スロバキア |
GK | 18 | ロリス・カリウス | CP戦等要員 | ドイツ |
GK | 22 | ニック・ポープ | 中心選手 | イングランド |
GK | 29 | マーク・ギレスピー | CP戦等要員 | イングランド |
CB | 3 | ポール・ダメット | CP戦等要員 | ウェールズ |
CB | 4 | スヴェン・ボトマン | 主力選手 | オランダ |
CB | 5 | ファビアン・シェア | 主力選手 | スイス |
CB | 6 | ジャマール・ ラセルズ | 主力選手 | イングランド |
LSB | 13 | マット・ターゲット | 準主力選手 | イングランド |
LSB | 20 | ルイス・ホール | CP戦等要員 | イングランド |
LSB | 33 | ダン・バーン | 主力選手 | イングランド |
RSB | 2 | キーラン・ トリッピアー | 中心選手 | イングランド |
RSB | 17 | エミル・クラフト | CP戦等要員 | スウェーデン |
RSB | 21 | ティノ・ リブラメント | 準主力選手 | イングランド |
DM | 39 | ブルーノ・ ギマランイス | 中心選手 | ブラジル |
DM | 8 | サンドロ・トナーリ | 主力選手 | イタリア |
CM | 7 | ジョエリントン | 主力選手 | ブラジル |
CM | 28 | ジョー・ウィロック | 主力選手 | イングランド |
CM | 36 | ショーン・ ロングスタッフ | 主力選手 | イングランド |
CM | 67 | ルイス・マイリー | 準主力選手 | イングランド |
OM | 32 | エリオット・ アンダーソン | 準主力選手 | イングランド |
RWG | 24 | ミゲル・ アルミロン | 主力選手 | パラグアイ |
RWG | 23 | ジェイコブ・ マーフィー | 準主力選手 | イングランド |
LWG | 10 | アンソニー・ゴードン | 主力選手 | イングランド |
LWG | 15 | ハーヴェイ・ バーンズ | 準主力選手 | イングランド |
CF | 14 | アレクサンダー・ イサク | 中心選手 | スウェーデン |
CF | 9 | カラム・ウィルソン | 準主力選手 | イングランド |
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