この記事では、世界で最も価値のあるサッカークラブと評価されているレアル・マドリードの、最新のフォーメーション、スタメン、序列、戦術、戦力等を徹底分析します!
基本情報
クラブ名 (日本語表記) | レアル・マドリード |
クラブ名 (英語表記) | Real Madrid |
愛称 | ロス・ブランコス |
所属リーグ | ラ・リーガ |
ホームタウン (人口) | マドリード (約326万人) |
ホームスタジアム (収容人数) | サンティアゴ・ベルナベウ (約81000人) |
監督 (国籍) | カルロ・アンチェロッティ (イタリア) |
ライバルチーム | FCバルセロナ |
フォーメーション(スタメン)・序列
基本フォーメーション
GKの序列
正守護神クルトワがシーズン開幕から長期離脱。
クルトワ不在の間のスタメンを、長年控え守護神を務めてきたルニンと、今夏チェルシーから移籍のケパが争っていましたが、ルニンがアンチェロッティの信頼を掴み、CL、ラ・リーガで大車輪の活躍を見せました。
クルトワがシーズン最終盤に復帰しCL決勝で流石の活躍を見せており、来季の守護神争いに注目が集まります。
DFの序列
CBも本来ならファーストチョイスになりうるアラバが長期離脱中。
守備の要ミリトンも復帰しましたがまだコンディションが十分でなく、ドイツ代表のリュディガーとベテランナチョがスタメンを務めることが多いほか、MFが本職のチュアメニがこのポジションに入ることもあります。
RSBは長年レアルでこのポジションを務めるカルバハルがファーストチョイス。
より攻撃的なカードとしてRWGもこなせるバスケスが起用されることもあります。
LSBはスピードと守備力に優れたメンディが序列の一番手。
攻撃力に定評のあるガルシアがバックアップを務めるほか、中盤が本職のカマヴィンガが偽SBとしてこのポジションを務める事もあります。
MFの序列
アンカーはチュアメニが完全に信頼を勝ち取り、IHは、才能と身体能力に優れたバルベルデとカマヴィンガが高い序列を勝ち取っており、世代交代が進んでいる印象です。
ただし、トニ・クロース、モドリッチといったレジェンド陣も、持ち前の展開力やパスセンスなどの特長を活かし、チームにアクセントを加える役割をこなしており、現状のファーストチョイスはクロースとバルベルデになりそうです。
トップ下は完全にチームの中心に君臨しているベリンガムが不動のスタメン。
今シーズンミランから復帰したディアスも、バックアップとして申し分のない活躍を見せています。
FWの序列
ともにWGが本職のヴィニシウスとロドリゴの2トップがファーストチョイス。
今夏エスパニョールからレンタル移籍のホセルが、2人とは特長の違う純粋な9番タイプのプレイヤーとして、途中交代などで貴重な役割を果たしています。
戦術・戦力分析
監督・戦術完成度: A+
再就任後3シーズン目を迎えるアンチェロッティ監督は、与えられた選手や対戦相手に応じて戦術を変えられる柔軟性が強みであり、レアルと相性の良い監督と言って良いでしょう。
レアルの戦術面の最大の強みは、選手一人一人のサッカーIQが非常に高く、試合の状況に応じた最適解を自分達で考え、実行できることです。
この選手個々の判断の集合体は、事前に準備されたあらゆる戦術よりも優れたものになりえます。
守備力:S
2023-2024シーズンのラ・リーガにおいてぶっちぎりの最少失点を誇っています。
守備の要クルトワ、ミリトン、アラバを長期離脱で欠く中、チーム全員によるハードワークと組織的な守備でその穴を埋めています。
強豪チームのトレンドであるハイプレス、ハイラインというよりは、後方に構える守備を得意としており、自陣に入られた辺りから網をかけていくような守備で堅守を形成しています。
ボール支配力:A+
レアル・マドリードのポゼッションについては、後方に構える守備を行う関係上、ある程度相手にボールを握られる時間もあります。
しかしながら、選手個々のパススキルは非常に高く、一度ボールを握れば中々ボールを失うことはありません。
ラ・リーガにおけるボール支配率は60%に迫る数字を誇っています。
得点力: S
シーズン当初はベンゼマの退団により純粋なエースストライカーの不在が心配されましたが、ベリンガムをエースに据えた新システムによりベンゼマの不在を感じさせない攻撃力を見せつけています。
ヴィニシウス、ロドリゴの前線のスピードを活かしたカウンターも破壊力抜群です。
ベリンガム、ヴィニシウス、ロドリゴが前線を務める攻撃陣は、世界屈指の破壊力といっても差し支えないでしょう。
選手層: S
要となる選手の負傷が相次いでいる中、ラ・リーガでもCLでも結果を残しているのは流石としか言いようがありません。
各ポジションにワールドクラスの選手が控えに揃っており、特に中盤の選手層は世界随一と言っても良いでしょう。
強いて言うとFW陣の控えの人数には不安がありますが、それでも世界最高レベルの選手層を誇るチームと考えて間違いないでしょう。
総合評価:S
選手一覧(ポジション・序列・国籍)
POS | 背番号 | 選手名 | 序列 | 国籍 |
---|---|---|---|---|
GK | 1 | ティボー・クルトワ | 中心選手 | ベルギー |
GK | 13 | アンドリー・ルニン | 主力選手 | ウクライナ |
GK | 25 | ケパ・アリサバラガ | 準主力選手 | スペイン |
CB | 3 | エデル・ミリトン | 主力選手 | ブラジル |
CB | 4 | ダビド・アラバ | 主力選手 | オーストリア |
CB | 6 | ナチョ・ フェルナンデス | 準主力選手 | スペイン |
CB | 22 | アントニオ・ リュディガー | 主力選手 | ドイツ |
RSB | 2 | ダニエル・ カルバハル | 主力選手 | スペイン |
RSB | 17 | ルーカス・バスケス | 準主力選手 | スペイン |
LSB | 21 | フアン・ガルシア | 準主力選手 | スペイン |
LSB | 23 | フェルランド・ メンディ | 主力選手 | フランス |
CM | 8 | トニ・クロース | 主力選手 | ドイツ |
CM | 10 | ルカ・モドリッチ | 準主力選手 | クロアチア |
CM | 12 | エドゥアルド・ カマヴィンガ | 主力選手 | フランス |
CM | 15 | フェデリコ・ バルベルデ | 主力選手 | ウルグアイ |
CM | 18 | オーレリアン・ チュアメニ | 主力選手 | フランス |
CM | 19 | ダニ・セバージョス | CP戦等要員 | スペイン |
OM | 5 | ジュード・ ベリンガム | 中心選手 | イングランド |
OM | 21 | ブラヒム・ディアス | 準主力選手 | スペイン |
OM | 24 | アルダ・ギュレル | 準主力選手 | トルコ |
LWG | 7 | ヴィニシウス・ ジュニオール | 中心選手 | ブラジル |
RWG | 11 | ロドリゴ | 主力選手 | ブラジル |
CF | 14 | ホセル・ マルティネス | 準主力選手 | スペイン |
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